パリ・ロンドン7日目
ロンドン3日目、今回の旅行も残りわずかになってきました。前日に引き続き夜はヴィクトリア・パークでRadioheadのライブ。その前に、子供の頃から大好きなコナン・ドイルの推理小説「シャーロック・ホームズ・・・」の中でホームズやワトスンが活躍したベーカー街を訪れたいと思います。ベイカー・ストリート駅までは、ホテルから近いもうひとつの駅ユーストン・スクエアからサークル線で二駅です。ベーカー・ストリート駅に到着すると駅のホームの壁には、ホームズのシルエットが・・・。
駅を出て辺りを歩いてみるとレンガ造りの建物が並ぶ街並みは、まるで自分が当時の物語の中にいるよう。
頭の中ではNHKで放映していたグラナダTVのホームズの主題歌が流れ、気分はすっかり俳優ジェレミー・ブレットに(笑)シャーロック・ホームズ・ミュージアムに着くとスコットランドヤードの警官が迎えてくれます。
1階のグッズショップでチケットを買い17段の階段を昇り2階にあがると、小説の中の世界を忠実に再現したホームズの書斎や寝室が。
机の上や部屋の隅に置れたひとつひとつの小物は、すべてホームズが解決してきた事件に関連するもので、まさにファンにたまらない空間でした。(3階4階は有名なシーンを蝋人形などで再現した部屋)
ミュージアムを後にして、気分をホームズからレディオヘッドに切り替えます。ライブまでは、まだ時間があるのでトム・ヨークが着ていたスゥエットパーカーを買うためにオーガニックコットンを使った製品で有名なhowiesを探すことに。携帯のi-modeで検索するとオックスフォード・サーカス近くのカーナビー・ストリート(Carnaby St)にあるらしい。
ベーカールー線に乗りオックスフォード・サーカスへ。程なくhowiesを発見、65ポンドでパーカーを購入し、別行動していた弟と合流するために一旦ホテルへ退散しました。
ホテルでしばし休憩した後、ヴィクトリア・パークに向け出発。マイルズ・エンド駅に到着すると前日より時間が遅いせいかRadioheadファンらしき人達で凄いにぎわいです。そして警官も数メートルおきにたくさん配置され職質されてる人もいます。どうやら昨日の帰りのあまりの大混雑に今日は、警察が動き出したようです。改札を抜け階段の手前で警官と目が合い、あっ!と思った瞬間、案の定止められて私も職質を受けるはめに・・・。パスポート提示と荷物検査を受け、また警官に止められたらこれを見せろと違反キップみたいな物を渡されました。「職質済み」という証明書みたいなやつで、どうやらテロ対策だったようです。去り際に「enjoy Radiohead!!」と言うところは、いかにもロンドンの警官らしい(笑)
ヴィクトリア・パークに到着し、ソフトクリームを食べていると前座のBat For Lashesが登場。今回、海外初ライブ参加で思うことは、まずPAの音が物凄く良いこと。もちろん野外ライブで音抜けが良いことが一番の理由なのだと思いますが、しかしそれにしてもどの位置にいてもレベルの高い音がします。音量自体も日本のフェスやライブより大きいのでは、ないでしょうか?そして、もうひとつはオーディエンスのライブの楽しみ方が日本とは違うこと。日本だと今回のような単独ライブは、そのアーティストを観たい!聴きたい!という熱意というか、気持ちがありありと見えて我先に前へという感じですし、ライブ中もみんなステージに釘付けで、簡単に言えば「熱い」感じなのですが、今回のライブの場合は、仲間や家族でライブを楽しもう!的な感じなのです。ライブを観ながらビールを飲んでピザを食べてタバコを吸って、あまり好きな曲じゃない時は、仲間や周りの人とヘラヘラ話をしていて、好きな曲がかかると一転してギャァァァ!みたいな・・・(笑)ビールがなくなったら凄い数の人をかき分け買いに行ってまた戻ってくるし。その日本では、あり得ない緩さというか、クールさが良い意味で楽しい。見知らぬ私たちに対してもちょっと目が合うと「どこから来たの?」と声をかけてきて、日本から来たと言うと「楽しんでよ」と握手されたり、タバコを吸ってると1本売ってよ!と50セント渡されたり、フレンドリーというかなんというか?来る前は本当に外国人の中でライブを観て大丈夫なのかとか、少し怖いなという気持ちもあったのですが、実際は周りの人といっしょにライブを楽しんだ感があって本当に楽しかった。機会があったらまた来たい。
前座のBat For Lashesが終了し大歓声とともにRadiohead登場。トムは真っ赤なパンツに黒のトップス。二日目のオープニングは「Reckoner」前日とは違い静かな始まりです。
「15Steps」の後パーカッションが用意され「There There」、途中から入るジョニーのギターリフがカッコイイ!「All I Need」「Lucky」「Nude」とスローナンバーが続き「Weird Fishes/Arpeggi」この曲エドのコーラスがかっこいいので最近お気に入りです。「Myxomatosis」「National Anthem」とアップテンポの曲のあと、トムとジョニーの二人で「Faust Arp」そして大好きな「No Surprises」、「Jigsaw Falling Into Place」はCDより若干テンポ早めで乗れる曲になっています。オーディエンスも大合唱。「Optimistic」の後トムのピアノで「Videotape」。あたりも薄暗くなってきてセットの天井から吊るされたいくつもの光るポールが物凄くキレイ。
このポールは光り方からみるとたぶんLEDライト。LEDライトは高価ですが消費電力が少ないので、環境に優しいということでセットに採用したんだと思います。次の「Everything in its right place」では、そのたくさんのポールがスクリーンのようになり大きな文字が流れます。凄い!こんなことまでできるなんて。続く「Idioteque」「Bodysnatchers」で会場内の雰囲気は最高潮。
あきらかに昨日より流れも曲も盛り上がりも良い。空も真っ暗になりアンコール1曲目は「House of Cards」そして「The Bends」で再び大合唱!ベンズ大好きです。トムの前にドラムが用意されIn Rainbowsの2枚目から「Bangers and Mash」この曲、昨日もそうでしたがあまり盛り上がらないのは、なぜなのでしょう?2枚目を持ってる人が少ないということでしょうか?次は「My Iron Lung」、途中のイカれたギターリフが超かっこいい!
そして「Karma Police」今まで数多くのライブを見てきましたが、こんなに鳥肌が立って感動したのは初めてかもしれません。イントロが始まった時の大歓声、夜空に響く大合唱、そして曲が終わったあとにもう一度メンバーがサビを演奏してくれて合唱した時は涙がでそうでした。ロンドンでこの1曲を聴けただけでも来た甲斐があったと思います。一生心に残る1曲になりました。2回目のアンコール1曲目は、「Go Slowly」。
最後は「2+2=5」「Paranoid Android」と最高の締めくくりでライブ終了。本当に素晴らしいライブでした。来て良かった。
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